意外と見落とされがちな搭乗者傷害保険とは
バイクの任意保険について調べてみると、通常の保険プランに加えていくつかオプションを選ぶことができるようになっています。
ほとんどの保険会社で設定されている項目としては「対人賠償」「対物賠償」「人身傷害補償」「搭乗者傷害保険」「車両保険」などです。
最も安いプランで選ぶと大抵は「対人賠償」と「対物賠償」の2項目となっており、そこでに自分の乗車環境に応じてプランを付け足していくことになります。
このうち、意外につけないプランを選ぶ人が多いのが、「搭乗者傷害保険」です。
この「搭乗者傷害保険」とは簡単に言うと事故を起こした車両に乗っていた人のケガを保障するというもので、対象は運転手本人および同乗していた人におよびます。
一般的な任意保険の基本プランになっている「対人賠償保険」は、事故によって傷つけてしまった相手方への保障となっており、適応範囲は同乗していた他人(家族以外の人)も含むものです。
自賠責保険では最大金額に制限がありますが、任意保険においては対人賠償は無制限となっていることがほとんどで、到底自力では支払うことができないような高額の賠償金についてもカバーしてもらえます。
搭乗者傷害保険を付けないプランが増えてきています
一見便利そうな搭乗者傷害保険ですが、ここ最近ではあえてこの搭乗者傷害保険を「不要」と位置づける保険会社も出てきました。
というのも任意保険のプランにある「人身傷害補償」をつけておけば、内容が重複されるのであえて「搭乗者傷害保険」をつける必要がなくなるからです。
「人身傷害補償」というのは、事故によって発生したケガや後遺症の治療費をカバーするためのもので、こちらはもともとは自分や同乗の家族以外の被害者や同乗する他人のためのものでした。
数十年前までは「搭乗者傷害保険」と「人身傷害補償」は別々のものとして扱われてきましたが、ここ最近では「人身傷害補償」に運転手本人や同乗家族を含むタイプのものが増えてきており、実質的にこの二つに明確な線引がされなくなってきました。
名目上この2項目が分類されているプランもありますが、人身傷害補償をさらにカバーするプランとして搭乗者傷害保険というオプションがついているのがほとんどです。
搭乗者傷害保険を加えることで、年間の保険料がだいたい2~3千円くらい高くなります。
それほど金額が変わらないなら補償を手厚くするために搭乗者傷害保険をつけるという選択もありますが、金額を上乗せするならばむしろ生命保険の方を強化しておいた方が受け取れる保険金が大きくなり、範囲も広くなるのです。
他の加入保険と合わせて自分に合ったプランを探しましょう。